憧れのキッチン リフォーム 事例

大工が自分の使える煉瓦の数を誤って認識していると、働ければ働くほど、家が完成しなくなってしまう。
大工が自分の持っている煉瓦の数を分かっていれば、ちゃんと家を建てられる。 しかし、大工が煉瓦の数が実際よりも多いと思えば、計画よりも大きな家を建てようとする。
さらには、建材が足りないために家をその衝撃はより大きくなる。 それは、資本が無駄に使われ、資源が誤って配分されてしまうからだ。
癒すのは、高金利ではなく、低金利である。 低金利を維持することで好景気を維持することができる。
不景気から好景気へとサイクルを動かすには、バブル景気を否定し、常に半分不景気のような状態にしておくのではダメだ。 好景気を維持するには、経済を常に半分バブル景気のような状態にしておくことだ」Kがこのような幻想を語るのはいつものことだった。

連邦準備制度が通貨供給量を増大させれば、その跳ね返りは大きくなる。 連邦準備制度が人工的に貸出を増やすようになると、資本の構成がおかしくなる。
それによってバブル経済の崩壊は避けられなくなり、ハイパーインフレーション、もしくはハイパーインフレーションの発生を恐れて中央銀行が貸出量を増大させる政策を停止することが原因で、バブル経済の崩壊がもたらされるわけではない。 人為的に低く設定された金利もまた、ベンチャーキャピタル(長期的な投資)と消費財生産(短期的な投資)を刺激する。
そして、長期、短期両方の投資で経済を拡大させる。 しかし、資本の蓄積や中期的な投資は行なわれない。
政府が通貨供給を続けることで好景気を維持しようとすると、ベンチャーキャピタルに回る資本は増えるが、消費材の生産に投資される資本が減る。 その結果、消費者への消費財の供給量が減る。
市場のアクターたちは、資本を蓄積するよりも、ベンチャーキャピタルと現在の消費財の両方に対して資本を投入するようになる。 ることになる」バブル景気がもはや続かないとなると、流動化の圧力が強まる。
つまり、バブルが続かないので、持っている装備や設備を売却し、現金を確保しようとする圧力が出てくる。 過剰に投資された資本で回収可能なものは、他のもっと緊急に資本を必要としている事業に回される。
Mは次のように警告している。 「連邦準備制度が流動化の圧力を無視して過剰に通貨供給を続けると、ハイパーインフレーションに陥る危険性が高まる。
ハイパーインフレーションによって、通貨の価値は大きく下落す過去三年間のバブル景気で資本や資源の誤った配分が行なわれ、現在、現金化の動きが大きくなっている。 現金化の動きを防ぐため、あらゆる手段が取られた。

そのうちのひとつは、繰り返し試されるが成功したためしがなく、今回の大恐慌でも初期段階から使われた。 それは貸出枠を増やすことであった。
貸出枠を強制的に増やすことで恐慌と戦おうとするのは、病気をもたらした方法そのもので、病気を治そうとするようなものだ。 低金利を利用して、完成する見込みのない長期プロジェクトに投資が集中したことでバブルが発生し、それが崩壊した。
人々は今それぞれの痛みに堪えている。 そこで貸出を増やしたら、間違った方向にさらに進むことになる。
貸出枠の増大が止まった時点で、危機は大変深刻なものとなってしまう。 貸出枠の増大と経済危機が発生したときに流動化を防ごうとする試みによって、恐慌の深刻さが増し、さらに長期化することになる。
景気後退、もしくは恐慌が発生するのは必然である。 バブル景気の時期に誤った投資が行なわれ、それが明らかになり、現金化が行なわれる。
それによって、資源がうまく配分されるようになり、消費者が本当に望んでいるものを製造できるようになる。 富や資源が持続不可能な投資に投入されることはなくなる。

継続不可能な投資とは、不正確な需要見込みと不十分な資源によってなされる、資金が浪費されるだけの投資のことだ。 実態の伴わない事業は失敗し、投資プロジェクトは中止される。
多くの人々にとっては苦痛であるが、景気後退や景気循環の恐慌局面は、決して悪い局面ではない。 バブル崩壊の時期とは誤った投資と資本の配分から脱却し、経済を持続可能な生産構造に再編成できるようにする時期のことだ。
バブル崩壊期を経ることで、経済の健全性は回復する。 バブル勃興の時期に損失の原因が生み出される。
崩壊への偽りの繁栄の時期である。 この時期に人為的な低金利が維持されれば、資本が誤って投入され、持続不可能な投資が継続される。
本来なら消費者需要を満たすために使用されるべき資源も、一時的で人為的なバブル景気によって、無駄な部門へ投入されるようになる。 先述の例でいえば、計画を誤って実行した大工は、完成できない家の壁を壊す時点で損失を発生させているのではない。
煉瓦を広く積んでしまった時点で、損失は発生しているのだ。 失業や倒産を好む人などいない。
しかし、人為的なバブル景気がこれほど長く続かなかったら、失業も倒産もここまで酷いものにはならなかっただろう。 ここまで見てきたように、オーストリア学派の経済理論は、二つの根源的な疑問に答えを出している。
「間違いの束」が起きたのは、人為的な低金利によって企業家たちが誤った方向に導かれたからだ。 彼らは、経済全体において、蓄えられた資源が実際よりも多いと考えて投資の決断をしてしまった。

そうした資源は実際にはないので、新たに決定された投資プロジェクトが完成することはなかった。 生産財生産におけるダメージの方が消費財生産よりも深刻になった。
なぜなら生産財の生産部門の方が、金利の少しの上げ下げに敏感であり、金利が少し下がれば、莫大な投資がなされるからだ。 投資アドバイザーのPは、「人為的に作り出されたバブル景気と、町に二、三週間滞在するサーカスの興業は実によく似ている」と述べている。
サーカスが到着すると、一座の出演者や観客は、その町のレストランや商店にとって良いお客となる。 そこで、レストランのオーナーがこの繁盛が永久に続くと考えてしまったと仮定しよう。
オーナーはレストランの拡張や支店の開店を決める。 だがサーカスが町を離れたらすぐに、「自分は間違った計算と決断をした」と気づくはずだ。
この見通しの甘いレストランオーナーが苦境を脱するために、自分の誤った決断を基とする計画をそのまま進めてよいものだろうか?言い換えるならば、銀行が通貨を何もないところから新たに作り出し、その通貨を見通しの甘いレストランオーナーに貸し出し、彼のビジネスが利益を出せるようにすべきかということだ。 通貨を新たに刷ることは、何か新しいモノを作り出すということを意味しない。
その新しく作り出された通貨をオーナーに貸しても、今ある資源を購入しやすくするだけの話だ。 そんなことをしたら、消費者が真に求めている事業にその資源が回らなくなる。
金を借りやすくしても、結局は、資源の誤った配分を続けるだけの話だ。 このレストランはバブル景気に乗った事業であり、サーカスのもたらした一時的な好景気の下でしか繁盛しない事業だったのだ。

そんな商売は必ず失敗する。 だから一刻も早く倒産させて、資源をもっと重要な事業に回すようにすべきだ。
もう一つ覚えておくべきポイントがある。

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